解決したい課題
記録はある。
けれど、支援につながりきらない
日々の支援の中には、本人を理解するための大切な情報がすでにあります。しかし、記録する場所、計画を立てる場所、評価する場所、共有する相手が分かれることで、その情報が一つの流れとして活かされにくくなることがあります。
課題は、現場が努力していないことではありません。時間の経過、組織の違い、尺度・言葉の違い、知識・経験の違いによって、本人についての理解が途切れやすくなることがあります。以下の5つは、そうした断絶が日々の現場に表れる具体的な課題です。
必要な情報が、本人理解と次の支援へつながる構造になっていないことです。

現場で起きている、5つの構造的な課題
01
情報が場所ごとに分かれている

紙、記録ソフト、家庭情報、専門職評価、会議資料などが別々に存在すると、本人を一つの流れで理解するために情報を集め直す必要が生じます。重要なのは全情報の無条件集約ではなく、必要な情報を必要な場面で意味を保ってつなげることです。
02
事実・解釈・支援の根拠が混ざりやすい

本人が実際に示したこと、周囲が考えた意味、支援方法を選んだ理由が混在すると、「何が事実か」「誰の解釈か」「なぜこの支援なのか」を確認しにくくなります。
本人が示したこと/周囲の解釈/支援の判断を可能な限り区別します。
03
うまくいった条件が残りにくい

「できた/できなかった」だけでは次の支援へ十分につながりません。場所、相手、時間、提示方法、環境、関わり、本人の状態など、どのような条件でできたのかを残すことが重要です。
04
記録・計画・実践・評価が分かれている

支援計画を作成しても、日々の記録→実践→評価→見直しが別管理だと計画が孤立しやすくなります。
記録 → 本人理解 → 支援計画 → 実践 → 評価 → 共有 → 見直しが循環する構造を目指します。
05
共有するたびに情報を書き直している

家庭、園・学校、療育・福祉、専門職、会議など、相手ごとに一から資料を作り直すと、時間、内容差、根拠抜け、旧情報残存が生じます。
一つの本人理解を土台に、必要な情報を必要な相手へ届けられることを目指します。
記録の中には「支援条件」がある
単なる出来事として残すのではなく、次のような視点で記録し、人が振り返ることで、本人理解へつなげていくための材料になります。
本人が何を示したか(本人の行動・発言・反応など)
どんな環境だったか(場所・時間・相手・活動・道具など)
何がうまくいったか(成功した行動・参加・やりとりなど)
何が難しかったか(困難が生じた場面・条件・反応など)
どんな関わりが有効だったか(声かけ・提示・環境調整・支援方法など)
個人の力量ではなく、つながる構造へ
家庭、教育、療育・福祉、専門職、関係機関が、それぞれの役割を保ちながら、本人理解を軸に、目的や必要性を確認しながら必要な情報をつないでいくことが重要です。

Kotone Systemsが目指す方向
ソフトウェアが人に代わって本人を理解するのではなく、人が本人を理解し、対話し、次の支援を考えるために、記録と情報をつなぐことに役割を限定します。
人の対話と専門性を支える

記録を振り返り、本人理解を深めていくための材料を整理し、対話や専門的判断を支えます。
必要な情報を、必要な相手へ

役割や目的に応じて、必要な情報を整理し、関係者が確認・共有しやすい形を目指します。
支援の循環を生み出す

記録・理解・計画・実践・評価・共有・見直しが、一つの流れとしてつながる仕組みを目指します。
本人を理解する一歩が、次の支援につながっていく。
本人を中心に、家庭・教育・療育・福祉がつながることで、その人らしい生活と成長を支える社会を目指します。

課題を理解し、支援をつなぐ仕組みへ
支援の仕組みを見る
記録から本人理解、支援計画、共有までの全体の流れを紹介します。
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