KOTONE SYSTEMSについて
記録から、本人を理解する。
理解から、次の支援を考える。
Kotone Systemsでは、記録、本人理解、支援計画、振り返り、共有などを支える仕組みを、それぞれ独立したものとして作るのではなく、将来それらがつながって扱えることを前提に、共通の土台から設計・開発を進めています。
人の判断や対話を置き換えるのではなく、それらを支えるツールやコンテンツを形にしながら、将来の支援ソフトウェアと、それを支える共通基盤の設計・開発を段階的に進めています。
KOTONE SYSTEMSを始めた理由
なぜ、Kotone Systemsを始めるのか
支援に必要な情報は、すでに日々の中にあります。
本人が何をしたのか、何を話したのか、何を選んだのか。どのような場面で困り、どのような条件でうまくいったのか。本人の願いや、家族・支援者が気づいたこと。そうした情報は、日々の記録や支援計画、家庭・園・学校・支援機関など、それぞれの場所に積み重なっています。
記録はある。けれど、それらを重ねて本人を理解し、次の支援へつなげるには、多くの時間と労力が必要になる。
Kotone Systemsが取り組みたいのは、記録を増やすことそのものではありません。すでにある情報を、本人を理解するための手がかりとして結び直し、次の支援や対話へつなげること。そのための仕組みを、ソフトウェアによって支えたいと考えています。
記録から本人理解へ
記録は、残すためだけのものではない。
日々の記録から本人を理解し、その理解をもとに支援を考える。実際に支援した結果から、新しい本人の姿を知り、また理解を見直していく。Kotone Systemsは、記録をそのような循環につなげていくことを目指しています。
記録から得た気づきを本人理解へつなぎ、支援を考え、実践と評価を重ね、共有・見直しを経て、また新しい記録へつなげていきます。
記録
本人理解
見直し
本人
意思・願い・生活
支援計画
共有
評価
Kotone Systemsにおける「本人理解」とは
本人理解とは、診断名や障害特性、「できる・できない」を整理するだけではありません。本人の発言や意思・願い。得意なことや困っていること。うまくいきやすい条件と、難しくなりやすい条件。周囲の環境や人との関係。どのような支援をしたときに、どのような変化があったのか。そして、それらが時間の中でどう変わってきたのか。
そうした情報を重ねながら、「この人にとって何が大切なのか」「どのような条件なら安心し、理解し、選択し、力を発揮しやすいのか」を、人が継続して考えていくことだとKotone Systemsは考えています。
本人だけでなく、環境との関係を見る
困難の理由を本人の特性だけに求めるのではなく、場面、周囲の環境、人との関係、見通しの持ちやすさ、支援の方法なども含めて考えます。同じ人でも、条件が変われば表れ方や力の発揮のされ方は変わるからです。
本人が示したことと、周囲の解釈を分ける
本人の発言や選択、行動など、実際に示されたことと、周囲がそこから考えた意味や理由を区別して捉えます。事実・本人の表現・解釈・仮説を分けておくことで、決めつけを避け、あとから別の見方で確かめ直せるようにします。
本人理解を固定しない
本人理解は、一度まとめたら終わるものではありません。新しい経験や環境の変化、本人の成長、支援の結果によって見え方は変わります。分かったことと、まだ分からないことを確かめながら、その時々の本人に合わせて理解を更新していきます。
分かったことと、まだ分からないことを確かめながら、その時々の本人に合わせて理解を更新し、次の支援へつなげていく。それが、Kotone Systemsが考える本人理解です。
本人を中心にした設計
支援の中心にあるのは、方法でも、制度でも、ソフトウェアでもなく、本人です。
専門的な知識や支援方法、制度、支援計画、そしてソフトウェアは、よりよい支援を考えるために必要なものです。しかし、それら自体が目的ではありません。本人が何を望み、どのようなときに安心し、何に困り、どのような条件なら選択し、参加し、力を発揮しやすいのか。Kotone Systemsは、そうした本人の生活や経験を中心に支援を考えることを大切にしています。
ソフトウェアが支えること
記録を残すこと。必要な情報を整理し、探し、比較すること。変化や経過を見える形にすること。過去の情報をたどり、関係者が共有するための材料を整えること。そして、人が考えるための候補や手がかりを提示すること。こうした情報処理は、ソフトウェアが人の思考や対話を支えることのできる領域です。
人に残すこと
本人の声を聴き、対話すること。本人や家族、支援者との関係を築くこと。情報をもとに本人をどう理解するかを考え、専門的・倫理的な判断を行うこと。支援方針や計画を最終的に選び、実際の場面で本人と関わりながら支援すること。こうした判断や関係、実践は、人が担い続ける領域です。
ソフトウェアに任せられることは、ソフトウェアへ。
人に残すべきことは、人へ。
AIを活用する場合も、情報の整理や要約、考えるための候補や手がかりの提示など、人の思考を支える役割として位置づけます。本人をどう理解するか、どのような支援を選ぶかという最終的な判断を、AIに委ねることはしません。
代表・開発者
支援の現場で考えてきたことを、ソフトウェアという形へ。
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堀越 保和
Kotone Systems 運営・開発
公認心理師・介護福祉士
都内の福祉施設で24年間、生活支援員として、知的障害・発達障害・身体障害のある成人の支援に携わってきました。生活介護や就労継続支援B型など、複数の支援形態を経験する中で、本人だけに困難の理由を求めるのではなく、本人と環境との関係から支援を考えることを大切にしてきました。
支援を考える際には、ICFの考え方を土台にしながら、ABAやTEACCHなどから学んできた視点も取り入れてきました。また、必要に応じて作業療法士や理学療法士など他職種の専門性にも学びながら、本人の特性だけでなく、環境や活動、関わり方との組み合わせから支援を考えてきました。
こうした現場経験の中で、日々の記録や支援の経過が、本人理解や次の支援へ十分につながらない場面も見てきました。その課題意識が、現在の支援ツールやソフトウェアを考え、形にしていく出発点になっています。
KOTONE FRAMEWORK
一つひとつのツールを、ばらばらに終わらせないために。
Kotone Systemsでは、記録、本人理解、支援計画、評価、共有など、それぞれの機能を別々の仕組みとして作るのではなく、将来それらがつながって扱えることを前提に、共通の土台から設計・開発を進めています。その共通基盤として位置づけているのが、Kotone Frameworkです。
あとからつなぎ直すのではなく、つながることを前提に、土台からつくる。
製品づくりの方向性
療育・福祉・教育の情報を、本人理解と支援へつなぐために。
Kotone Systemsは、療育・福祉・教育の現場で、記録や情報を本人理解へ、本人理解をより良い支援へつないでいく「統合支援ソフトウェア」を、将来の製品づくりの方向性として目指しています。
ここでいう「統合」とは、人の判断や専門性を一つのソフトウェアに置き換えることではありません。日々の記録、本人理解、支援計画、実践、評価、共有、見直しなど、分かれやすい情報や支援の流れをつなぎ、人が本人を理解し、対話し、支援を考え続けることをソフトウェアによって支えることを意味しています。
その実現に向けて、利用者が使うアプリケーション、発達支援に固有の意味や概念を扱う発達支援領域、そしてそれらを支える分野に依存しない共通ソフトウェア基盤であるKotone Frameworkを、それぞれの役割を分けながら設計・開発しています。
現在は、これらすべてが完成した統合支援ソフトウェアとして提供されている段階ではありません。既存の支援ツールや試作、設計構造、Kotone Frameworkの基礎実装などを、一つずつ確かめながら形にしています。
現在の進捗
目指すものは大きく。つくるものは、一つずつ確かめながら。
現在
現在
Kotone Systemsでは、すでに形になっている支援ツールや、本人理解を整理するための試作ツールがあります。また、電子書籍・コンテンツは販売に向けた準備を進めています。Kotone Frameworkについても、設計の正式な参照基準を整え、共通基盤の基礎実装を段階的に進めています。
開発中
開発中
現在は、既存の支援ツールをより使いやすく届けるための提供方法を整え、本人理解を考えるための試作ツールについても製品化を検討しています。あわせて、記録から本人理解の整理、支援計画、振り返り、共有などをつなぐ将来の支援ソフトウェアの構成を検討し、その共通基盤となるKotone Frameworkの基礎実装を進めています。
目指す姿
目指す
記録、本人理解、支援計画、実践、評価、共有、見直しがつながり、人が本人を理解し、対話し、よりよい支援を考え続けることを支える仕組みを目指しています。
記録から、本人を理解する。
理解から、次の支援を考える。
