Kotone 共感翻訳研究所

〜心の翻訳で支援の連続性をつなぐ〜


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Empathic Translation Lab / Kotone 共感翻訳研究所

言葉にならない気持ちに、
地図をつくる。

気持ち・思考・関係の迷いを読み解き、

あなたの心が安心してつながれる道を描きます。

Kotone 共感翻訳研究所は、「共感翻訳」という独自の技術を使って、
その人の言葉になっていない気持ち
まとまらない思考を、
心の地図のように整理し、そっと言葉として返すことを目指す、小さな研究所です。

共感翻訳とは?

共感翻訳(Empathic Translation)とは、その人の
「言葉になっていない気持ち」や「まとまらない思考」を、
そのまま責めずに受けとめ、心の地図のように整理し、そっと言葉として返す技術です。

私たちは、自分や相手の奥にある心や思考を、次の6つの視点でていねいに整理します。

  • 評価軸 …… 何を「良い/良くない」と感じているのか
  • 比較対象 …… 何と比べて、いまの自分を見ているのか
  • 感情の由来 …… その気持ちは、どんな出来事から生まれてきたのか
  • 願い …… 本当は、どうなってほしいと願っているのか
  • 自己戦略 …… うまくやろうとして、どんな工夫を重ねてきたのか
  • 対人前提 …… 「人は自分をどう見るだろう」と感じているのか

共感翻訳は、気持ちの整理 × 行動の理解 × 関係性の見直しを通して、
自分と自分、自分と相手のあいだに、静かな橋をかけ直すための技術です。
心の地図を描きなおしながら、未来へ進むための“心の足場”を整えていきます。


Kotone 共感翻訳研究所の研究領域

「言葉にならない気持ち」に地図をつくるために、Kotoneでは 心の翻訳・関係と支援文化・AIと支援実践の3つの領域を中心に研究を進めています。

① 心の翻訳・内面の構造研究

6つの視点(評価軸・比較対象・感情の由来・願い・自己戦略・対人前提)を使って、 その人の内面世界を「心の地図」として読み解く研究です。
モヤモヤや違和感がどこから生まれているのか、どのように言葉にすると 自分らしさを取り戻しやすいのかを探っています。

② 関係性と支援文化の研究

親・子ども・支援者の三方良しモデルや、チーム内の支援観のズレに注目しながら、 「誰か一人だけが我慢し続けない関係」を育てるための研究です。
現場の会議や記録、日々の対話をどう翻訳すると、支援文化そのものがやわらかくなるかを検証しています。

③ AIとICF×ABAの統合支援研究

共感翻訳アルゴリズムと、ICF(生活機能)・ABA(応用行動分析)・三方良しスコアなどを組み合わせ、 「支援の見える化」をすすめる研究です。
AIが骨組みをつくり、人が呼吸を吹き込む形で、レポート・ダッシュボード・フォームなどの プロトタイプを開発しています。

Kotoneの中核技術 ― 共感翻訳エンジン(6項目構造)

Kotone 共感翻訳研究所が開発してきた中核技術が、
「言葉にならない気持ち」を心の地図として整理するための
6項目構造翻訳エンジンです。

6項目構造とは?

「評価軸・比較対象・感情の由来・願い・自己戦略・対人前提」の6つの視点から、
話し手の“心の動き”を立体的に整理するための技術です。

福祉・教育・対人支援の現場で20年以上磨かれ、
AI時代の相談支援に再構築した“Kotone独自エンジン”です。

どんな時に役立つのか?

・支援者と利用者の“伝わらない”を埋める
・ケースの混乱を「構造」で理解できる
・自分自身のモヤモヤが言語化され、動きやすくなる

言葉が少ない方・沈黙が多い方の支援にも使え、
関係づくり、行動理解、家族支援の土台になります。

どこに使われているのか?

・個人相談(支援者/親御さん)
・ケース支援(ICF × ABA × 6項目)
・AIダッシュボード(共感翻訳OS)

6項目構造は、
「人の心を理解するための最小単位」として
あらゆるKotoneサービスに搭載されています。


▶ 共感翻訳エンジン(6項目構造)の詳細を見る

研究がめざす未来

Kotone 共感翻訳研究所は、長く福祉・療育・教育の現場で働いてきた一人の支援者が、
「支援する人の心が折れないしくみをつくりたい」という思いから生まれました。

現場にはいつも 「言葉にならない気持ち」 があります。
利用者さんの思い、親御さんの思い、支援者自身の思い──そのどれもが翻訳されないまま、 誤解やすれ違いにつながってしまうことがあります。

だからこそ私たちは、 「言葉にならない人にも、翻訳される権利がある」 と考えています。
共感翻訳の研究と実践を通して、「支援される人」「支援する人」「支える組織」が、 それぞれのままでつながれる未来を目指しています。

Kotoneが大切にしていること

  • 支援する人の心の回復と安心を、すべての設計の出発点に置くこと
  • 「うまく言えない声」も含めて、すべての立場の思いを翻訳すること
  • AIを「置き換え」ではなく、共に考える協力者として活かすこと
  • 研究成果をレポート・ワーク・本・ダッシュボードなど、現場で使える形に変換すること

小さな翻訳を積み重ねながら、 「支援者も、利用者さんも、親御さんも、少しずつ呼吸しやすくなる社会」 をつくることが、研究所の願いです。

研究 × 現場実装 ― 3つの使い方

Kotone 共感翻訳研究所の研究は、現場での「困りごと」をそのまま置いておかず、
個人・チーム・事業所それぞれが使える形にしてお届けすることを目指しています。

個人の心の翻訳(支援者/親御さん)

職場の空気、人間関係、家庭の負担…。
言葉にならないモヤモヤや、自分を責めてしまう気持ちを、
一緒に「心の地図」に整理していく個別相談です。

心の余白を取り戻し、「明日どう動くか」を一緒に見つけていきます。


▶ 支援の悩み相談所(個人向け)を見る

ケース/チームの共感翻訳と構造整理

行動の理由、環境の影響、関係性のズレ。
バラバラに見える情報を、共感翻訳 × ICF × ABAの視点で
“ひとつの地図”にまとめるケース・チーム支援です。

難しいケースの「次の一手」や、チームで共有できる支援方針を一緒につくります。


▶ ケース・チーム相談の概要を見る

事業所向け:AIダッシュボードと支援文化づくり

記録負担・情報共有・方針のブレなど、事業所全体の課題に対して、
共感翻訳ダッシュボードや三方良しモデルを使った導入支援を行います。

「支援する人の心が折れないしくみ」をテーマに、
小さなPoCからの導入やご相談もお受けしています。


▶ 事業所・チーム向け支援を見る

※ 個人向けの詳しいご案内は「支援の悩み相談所」LP、

チーム・事業所向けは各ページ/ご相談フォームからご覧いただけます。

3つのサービスの比較(個人・ケース・事業所)

「個人の心の翻訳」「ケース/チームの共感翻訳」「事業所向けAIダッシュボード」の3つのサービスを、誰が・どんなときに・何を得られるのかの観点で整理しました。
ご自身や事業所の状況にあわせて、ぴったりの入り口を選んでいただけます。

項目 個人の心の翻訳
(支援者/親御さん向け)
ケース/チームの共感翻訳
(ケース・会議支援)
事業所向けAIダッシュボード
(支援文化づくり)
誰が使う?
  • 支援者、施設職員、相談支援専門員
  • ご家族・親御さんなど
  • 「まず自分の心を整えたい人」
  • 現場の支援チーム、サービス管理責任者
  • スーパーバイザー、関係機関のメンバーなど
  • 難しいケースを一緒に整理したい人たち
  • 施設長・管理者・リーダー層
  • 法人本部、教育・研修担当者など
  • 事業所全体の支援文化を整えたい人
どんなとき?
  • モヤモヤや自責感で頭がいっぱいなとき
  • バーンアウト寸前で「もう限界かも」と感じるとき
  • 家族・職場・支援現場でのしんどさを
    一度ゆっくり整理したいとき
  • 行き詰まりケースが続いているとき
  • 支援方針や支援観がチーム内で噛み合わないとき
  • ケース会議が「振り返り」で止まり、
    次の一手が見えにくいとき
  • 記録負担や情報共有に限界を感じているとき
  • 「誰か一人だけが頑張っている」状態が続いているとき
  • 支援文化そのものを見える化して整えたいとき
主な内容
  • 6項目構造による「心の地図」づくり
  • 感情・価値観・願いの整理と共感的フィードバック
  • 明日どう動くかを一緒に考える
    1対1の個別相談+レポート
  • 共感翻訳 × ICF × ABAによる構造整理
  • 行動・関係・環境要因を一枚の地図に統合
  • ケース会議で共有できる
    「次の一手」と支援方針の整理
  • 三方良しモデルにもとづく指標設計
  • AI連携ダッシュボードの試験導入(PoC)
  • 記録・会議・研修とつながる
    支援文化OSの土台づくり
得られる効果
  • 自責感が少し軽くなり、
    「しんどさの理由」が言葉になる
  • 自分のペースで振り返れる心の地図が手元に残る
  • 「明日どう動くか」が具体的になる
  • チーム内での見立てがそろい、
    「次の一手」を共有できる
  • 関係者それぞれのしんどさ・願いが翻訳される
  • 会議が「責める場」から
    「一緒に考える場」へ変わっていく
  • 子・親・支援者のバランスが数値と翻訳で見える
  • 会議や研修の焦点が明確になり、
    支援文化の変化を追いやすくなる
  • 現場と経営の対話がしやすくなる
成果物
  • 個別共感翻訳レポート
    (心の地図・構造の読み解き・次の一手)
  • 必要に応じて追記・継続相談も可能
  • ケース統合支援レポート
    (ICF×ABA×共感翻訳の整理)
  • ケース会議やモニタリングで
    そのまま使える共有用資料
  • 三方良しダッシュボード画面(試作版〜本格導入)
  • 指標設計シート/レポートテンプレート
  • 導入の振り返りと今後の改善ポイントの整理

      「いきなり事業所導入はハードルが高い」という場合は、

      まずは個人の心の翻訳ケース/チーム相談から、小さく試していただくこともできます。    


選ばれる理由:他のサービスとの違い

Kotone 共感翻訳研究所は、単なるカウンセリングや研修、記録ソフトではありません。
「支援する人の心が折れないしくみ」をつくることに特化した、共感翻訳と構造化の専門スタジオです。

特徴 Kotone 共感翻訳研究所 一般的な個別相談・カウンセリング 一般的なコンサル・研修/支援ソフト
目的 「言葉にならないしんどさ」と
支援現場のズレを翻訳し、整える

─ 支援者・親・現場が、少しずつ呼吸しやすくなることをめざす
気持ちの整理・メンタルケア
個人のこころの安定を中心に支える
組織課題の整理・研修によるスキル向上
記録・請求・業務の効率化
核心技術 6項目構造翻訳 × 共感翻訳心理学
× ICF × ABA × 三方良しモデル

+ レポート/ダッシュボード化の試作
面接技法・心理療法・傾聴スキル など マネジメント理論・業務プロセス設計
介護・障害福祉サービス基準/システム設計
アプローチ 心の翻訳(感情・願い)と、行動・関係・環境の「構造化」を統合し、
個人・ケース・事業所を一枚の地図として捉える
対話を通じた感情の整理と気づきの支援 KPI・制度・業務フローをもとにした改善提案や
業務記録・モニタリング中心の管理
アウトプット 共感翻訳レポート(心の地図)
ケース見取り図/支援方針の骨組み
三方良しダッシュボードの試作 など
セッションでの気づき・助言・宿題 など
(文書化されないことも多い)
研修資料・報告書・マニュアル、
記録一覧・請求データ・統計グラフ など
成果の焦点 支援者の心の回復と安心感
子・親・支援者の三方良しバランス
現場に根づく「支援文化」の変化
個人の症状軽減・ストレス低減・自己理解 生産性・業務効率・法令遵守・売上/コスト など
背景思想 「声を届けるのではなく、声を置く。」
「AIは骨格、人は呼吸。」

人の心を中心に据えた、共感翻訳文化づくり
個人の回復や自己実現を支える心理支援 組織の成果や業務最適化をめざす経営・業務思想

よくあるご質問(FAQ)

ご利用の目的に合わせて、3つの共感翻訳サポートごとにFAQをご用意しました。
今の状況に近いタブをお選びください。

A. 主な対象は、知的障害・発達障害のある方を支える支援者と、
お子さんを育てている親御さんです。福祉・療育施設の職員、中間管理職・施設長、
放課後等デイサービスや就労系事業所のスタッフなど、「支援の中でこころがしんどい」と感じる方ならご利用いただけます。

A. 業務の悩みだけでなく、人間関係・自責感・疲れやすさ・家庭との板挟みなど、
「支援を続けるうえで重くなっている気持ち」がテーマになります。「こんなことを話していいのかな?」という内容も、まずは安心してお聞かせください。

A. 基本的には、オンライン(ビデオ通話またはテキストベース)を想定しています。
具体的なツールや方法は、お問い合わせ後に「やりやすい形」を一緒に決めていきます。

A. はい、1回きりのスポット相談でもご利用いただけます。
必要に応じて「少しだけ継続して整理した方がよいか」も一緒に検討し、無理のないペースをご提案します。

A. うまく話そうとしなくて大丈夫です。Kotoneでは、「言葉にならない感情」を一緒に翻訳していくことを大切にしています。
断片的なメモや「モヤモヤする」という一言からでも始められます。

A. 行動の問題、こだわり、感情の揺れ、家族との関係、集団場面での困りごとなど、
支援方針に迷いが出やすいケースが対象です。「診断名がはっきりしていない」「グレーゾーンかもしれない」といった状況でもご相談いただけます。

A. すでにある支援記録・個別支援計画・申し送りメモなどがあれば役立ちますが、必須ではありません。
まずは「最近気になっている場面」や「困りごとが出やすい状況」を中心にお聞きしながら、必要な情報を一緒に整理していきます。

A. はい、複数名での参加も可能です。
主担当の支援者のほか、管理者・リーダー・家族支援担当など、ケースに関わる方が一緒に参加されることで、共通理解が生まれやすくなります。

A. もちろんです。「支援会議でそのまま共有できるメモ」として使えるよう、
行動・環境・関係性・次の一手が分かりやすくなる形で整理することを大切にしています。

A. はい、1ケースからのスポット相談もお受けしています。
継続的なケース検討や、定期的なスーパービジョン的利用もご希望に応じて調整可能です。

A. 知的障害・発達障害のある方を支える、
入所・通所・就労系事業所、放課後等デイサービスなどが主な対象です。
小規模事業所から中規模法人まで、「支援と運営の両方でモヤモヤがある」現場向けの相談メニューです。

A. はい、まずは現状のヒアリングと課題整理だけでも構いません。
そのうえで、「個人相談」「ケース相談」「ダッシュボード」など、どこから着手するのが良いか一緒に検討していきます。

A. いいえ、必ずしも前提ではありません。まずは「支援の考え方・見方の共通化」から始めて、
必要に応じてAIやダッシュボードを活用していく形をおすすめしています。

A. はい、可能です。三方良しモデルや共感翻訳の考え方を取り入れた研修・ケース検討会など、
事業所の状況に合わせてカスタマイズしたご提案も行っています。

A. 個人相談・ケース相談・事業所全体の支援など、内容と関わり方によって料金が変わります。
事前にご希望の範囲を伺い、見積りと進め方をご説明したうえで、無理のない形を一緒に決めていきます。

ご利用の流れ(個人・チーム・事業所 共通)

    1. STEP 1

      まずはお問い合わせ・簡単なご相談

      今のご状況や「どんなことに困っているか」「どこから整理したいか」を伺い、
      個人相談・ケース/チーム支援・事業所向けのいずれが合いそうか一緒に整理します。

    1. STEP 2

      専用フォームで状況・気持ちを共有

      選んだメニューに応じて、専用フォームにご回答いただきます。
      支援者・親御さん・チームなど、必要な立場の視点を集めながら、
      言葉になっていない部分も含めて「今の全体像」を共有していきます。

    1. STEP 3

      共感翻訳レポート/試作ダッシュボードの作成

      ご入力いただいた内容をもとに、6項目構造・ICF・ABAなどの視点を組み合わせて、
      心の地図や支援の見取り図となる共感翻訳レポートや、
      事業所向けの試作ダッシュボードを作成します。

  1. STEP 4

    レポートの共有と今後の進め方のご提案

    オンラインまたはメールでレポートの読み解きを行い、
    個人の場合は「明日からどう動くか」、
    チーム・事業所の場合は、継続的な伴走やPoC・導入ステップなど、
    無理のない進め方を一緒に整理していきます。

料金の目安とご相談の入口

個人相談・ケース相談・事業所向け支援など、
関わり方に応じて料金が変わります。
まずは「どこから整えると良さそうか」を一緒に考えるところから始めましょう。

※ 具体的な金額は、状況や回数、ご予算を伺ったうえでお見積りいたします。

🔒 安心してご利用いただくための情報保護

Kotone 共感翻訳研究所では、お子さん・ご家族・支援者の方の
機密情報とプライバシーの保護を最優先にしています。
AIや共感翻訳ツールを活用する場合も含め、相談内容が外部に漏れないよう、
技術面・運用面の両方から対策を行っています。

通信の暗号化(SSL/TLS)

本サイトおよびフォームの通信は、
SSL/TLS(https) により暗号化されています。
第三者による盗聴や改ざんを防ぎ、安全な送受信を確保します。

クローズドなデータ保管

相談内容は、アクセス権限を制限した
Google Workspace環境でのみ管理しています。
データへのアクセスは、運営代表者に限定し、
不要な共有は一切行いません。

AIへの個人情報入力の制限

氏名・住所など個人が特定される情報はAIに入力しません。
必要な部分だけを匿名化して取り扱い、
学習や外部提供に用いることはありません。

お問い合わせ・ご相談

個人のご相談、ケースの整理、事業所導入についてなど、
小さなことからでもお気軽にご連絡ください。
今抱えている「言葉にならない気持ち」や「まとまらない思考」を伺い、
現場の状況に合わせて、最適な入り口と“心の地図づくり”の方法をご案内いたします。

※ 個別ケースの内容は、厳格なプライバシー基準のもとで取り扱います。

まずは、あなたの状況に近い入口からページをご覧いただくこともできます: