共感翻訳エンジン(6項目構造)

Proprietary Framework / 独自の整理のしくみ

共感翻訳エンジン(6項目構造)とは

共感翻訳エンジンは、気持ちや出来事がこんがらがったときに、「頭の中の整理」を手伝うための“見取り図”です。

うまく言えないモヤモヤを、6つの視点で分けて眺めることで、 「いま自分は、何に引っかかっているのか」「本当はどうしたいのか」が見えやすくなります。

大事なのは、答えを急がないこと。“自分の言葉で考え直せる余白”を作るためのエンジンです。

6つの視点で、モヤモヤをほどく

6項目構造は、気持ちを「正しく説明する」ためのテストではありません。
いまの自分を、もう一度落ち着いて見直すための“見方のセット”です。

① 評価軸(自分のものさし)

自分は何を「良い」と思っていて、何を「良くない」と感じているのか。

② 比較対象(比べている相手・理想)

誰や何と比べて「自分はダメかも」と感じているのか。理想の自分でもOKです。

③ 感情の由来(そう感じる理由の根っこ)

いまの気持ちは、どこから来たのか。最近の出来事でも、昔の経験でもかまいません。

④ 願い(本当はどうしたい?)

文句や自己否定の奥にある「本当はこうしたい」を見つけます。

⑤ 自己戦略(自分を守るための工夫)

いまの自分のやり方は、ダメな癖ではなく、自分を守るための工夫かもしれません。

⑥ 対人前提(相手はこう思っているはず…)

「相手はきっとこう思っている」という前提が、苦しさを増やしていないかを見ます。

同じ出来事が、「自分を責める話」から「考え直せる話」へ変わる

6項目で眺めると、悩みの形が少し変わることがあります。

【例】会議でうまく意見が言えず、落ち込んでいる

  • 評価軸:すぐ答えられる=できる人
  • 比較対象:話がうまい先輩
  • 由来:過去に指摘されて緊張した経験
  • 願い:ちゃんと役に立ちたい
  • 戦略:失敗しないために黙る
  • 前提:下手な意見は迷惑になる

こうして眺めると、「自分は能力がない」の一言で終わらず、
「安全に伝える方法は?」「準備の仕方を変えたら?」のように、次の工夫を考えやすくなります。

よく使われる場面(例)

困っているときだけでなく、うまくいっている感覚を言葉にしたいときにも使えます。

CASE 01

自分の気持ちがぐちゃぐちゃなとき

頭の中をいったん整理して、「何がしんどいのか」「何を大切にしたいのか」を見つけたいときに。

例:モヤモヤ/焦り/言葉が出ない/判断が止まる

CASE 02(ポジティブ)

前より落ち着いて話せる気がするとき

大きな成功があったわけではないけれど、
「前よりも、変に自分を責めなくなった気がする」など、小さな安心が出てきたときに。

  • 評価軸:完璧でなくてもいい
  • 比較対象:過去の自分
  • 願い:無理せず続けたい
こうした感覚を言葉にできると、次の一歩が「自分の選択」になりやすくなります。

CASE 03

人とのすれ違いで苦しいとき

「相手はこう思っているはず」が強くなってしまうときに、前提を見直して、少し安全な見方に戻します。

例:誤解/気まずさ/一言が刺さる/距離の取り方が分からない

CASE 04(ポジティブ)

関係が少し楽になってきたと感じるとき

「前ほど振り回されない」「言い方を工夫できた」など、関係の変化を自分の言葉で整理したいときに。

  • 対人前提:「嫌われた」と決めつけない
  • 感情の由来:過去のすれ違いへの警戒
  • 自己戦略:距離を取って守っていた
「うまくいっている理由」が分かると、再現しやすくなります。

CASE 05

次の一歩を考えたいとき

正解探しではなく、「自分に合う工夫」を考えたいときに使えます。小さく試せる形に落とします。

例:言い方/伝える順番/相談する相手/試す量

このページでは、共感翻訳の「しくみ(エンジン)」を中心に紹介しています。
共感翻訳という考え方そのものや、大切にしている姿勢については、別のページにまとめています。

共感翻訳とは(考え方・スタンス)
※「共感翻訳」「共感翻訳エンジン」はKotone共感翻訳研究所の独自名称です。